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グランアレグリア

グランアレグリア(西:Gran Alegria[1])は、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2018年のサウジアラビアロイヤルカップ(GIII)、2019年の桜花賞(GI)、阪神カップ(GII)、2020年の安田記念(GI)、スプリンターズステークス(GI)、マイルチャンピオンシップ(GI)。2019年のJRA賞最優秀3歳牝馬。

デビュー前[編集]

2016年1月24日、北海道安平町のノーザンファームで誕生[1]。一口馬主法人「サンデーサラブレッドクラブ」より総額7000万円(1口175万円×40口)で募集された[3]。馬名の意味はスペイン語で「大歓声」[4]

2歳(2018年)[編集]

美浦・藤沢和雄厩舎に入厩。2018年6月3日の新馬戦(東京芝1600m)でクリストフ・ルメールを鞍上に迎えてデビューし、終始楽な手応えで2着ダノンファンタジーに2馬身差を付けて楽勝する。勝ち時計は2歳の新馬戦としては破格の1分33秒6であり[5]、従来の2歳新馬レコード[注 1]であった1分34秒7を実に1秒1も更新する驚異のレコードタイムであった[6]

夏場は休養にあて、10月6日のサウジアラビアロイヤルカップで復帰。牡馬相手かつ休み明けでプラス18キロの馬体重ながら、単勝1.3倍の断然人気に推される。ゲートで立ち遅れて後方からのスタートになったが、掛かり気味に2番手に取り付くと、直線は余裕の手応えで抜け出し、2着ドゴールに3馬身半差をつける圧勝で無傷の重賞制覇を遂げた[7]

クリストフ・ルメールが香港国際競走に騎乗するため、同日の牝馬限定戦である阪神ジュベナイルフィリーズを回避して翌週の牡馬相手である朝日杯フューチュリティステークスに出走。1980年のテンモン以来38年ぶりの牝馬による同レース制覇が期待され、単勝1.5倍の支持を集めた。しかし、レースでは2番手を追走したものの、直線入口でアドマイヤマーズに交わされると内にモタれる様子を見せ、最後はクリノガウディーにも交わされて3着に敗れた[8]

3歳(2019年)[編集]

陣営は桜花賞のトライアルレースを使わずに、2019年4月7日の桜花賞本番に直行。レースは3~4コーナーでグランアレグリアが動いて直線入り口で逃げたプールヴィルに並び掛け、直線で先頭に立つとあとは独走状態となり、後続に2馬身半差で圧勝して牝馬クラシック1冠を獲得した。勝ち時計1分32秒7は、前年のアーモンドアイを0秒4上回るレースレコード。中111日での勝利はやはりアーモンドアイの中89日を更新する新記録。桜花賞を年明け初戦の馬が制したのも初となった。鞍上のクリストフ・ルメールは桜花賞連覇。管理する藤沢和雄調教師は2004年のダンスインザムード以来15年ぶり2度目の桜花賞制覇となった[9]

5月5日のNHKマイルカップでは朝日杯FS以来となるアドマイヤマーズとの2強対決が注目された中で1番人気に推される。レースでは直線で桜花賞のような鋭い伸びを見せられず4位入線となった。さらに、直線コースで外側に斜行し、5位入線のダノンチェイサー(鞍上川田将雅)の進路を狭くしたため、5位に降着となった[10]。鞍上のルメールは3月2日に不注意騎乗で騎乗停止処分を受けたにもかかわらず、短期間で不注意騎乗を繰り返したため過重制裁を適用、5月11日 - 26日(開催6日間)の騎乗停止処分を受け、騎乗予定があった東京優駿など[注 2]での騎乗ができなくなった。

夏は休養に充て、秋は3歳牝馬としては異例のスプリンターズステークスからの始動を予定[12]していたが、左前脚に溜まっていた膿の完治が難しいと判断され回避することが決まった[13]

復帰を予定していたマイルチャンピオンシップも回避し[15]、およそ7ヶ月半振りの実戦として阪神カップ(GII)に出走。自身初となる1400メートルながら堂々の1番人気に推されると、レースでは好位追走から直線で抜け出すと後続を寄せ付けず、2着フィアーノロマーノに5馬身差をつけ完勝[16]。ブランクを感じさせない勝利で重賞3勝目を挙げた他、同レース創設以来初めての3歳牝馬の優勝となった[16]。古馬相手の勝利にルメールは、「直線(で)追ったら彼女ははアッという間に抜け出したのでビックリしました」と話し[14]、それを聞いた藤沢は「あのくらい走っても不思議ではない。驚くことじゃない」と語った[14]

2020年1月7日に行われたJRA賞各賞の発表では、オークス馬ラヴズオンリーユーや秋華賞馬クロノジェネシスを抑えてJRA賞最優秀3歳牝馬に選出された[17]。1月23日には国際競馬統括機関連盟によるワールドベストレースホースランキングが発表、グランアレグリアには117のレーティングが与えられた[18]。これは3歳牝馬としては世界1位である[19][注 3]

4歳(2020年)[編集]

昨年のJRA賞の受賞式でサンデーレーシング代表の吉田俊介から春のローテーションとして、高松宮記念からヴィクトリアマイル、安田記念と出走するプランが発表された[20]

古馬初戦は高松宮記念に出走。主戦のルメールが当日ドバイで騎乗予定のため、池添謙一との初コンビを結成した[21]。同レースには前走オーシャンステークスを快勝したダノンスマッシュや昨年のスプリンターズステークス覇者タワーオブロンドンをはじめ、自身含むマイルGI馬が複数頭出走するなどの豪華メンバーが集合した[22]。その中で最終的に2番人気の支持を受けると、レース本番、重馬場ながら前半3F34秒5のスローペースで先行馬有利の展開となった中、自身は直線で後方から追い込んだものの一歩届かず3位入線、1位入線のクリノガウディーが降着となったため、繰り上がりで2着となった[23]。レース後に鞍上の池添は「これだけの馬なので、結果を出さないといけなかった」と惜敗に悔しさを表すコメントをした[23]

次走に予定されていたヴィクトリアマイルは熱発により回避し[24]、安田記念に直行。鞍上はルメールがアーモンドアイに騎乗するため、前走に続き池添謙一が務めた。史上初の芝GI8勝目の記録がかかるアーモンドアイが圧倒的人気を背負う中、単勝12.0倍ながら3番人気に推された[25]。レースではスタートでアーモンドアイが出遅れて後方からの競馬となる中、自身は中団からレースを進め、直線に向くと抜群の手応えで抜け出し、外から追いすがるアーモンドアイや内から迫るインディチャンプを2馬身半の差を着けて完勝。前年の桜花賞以来のGI2勝目を飾った[26]。鞍上の池添はレース後、「今日は本当にすごいメンバーを相手に勝つことができて、 自分の仕事が出来て良かったです」とコメントした[26]

夏場の休養を経て、2度目のスプリント戦となるスプリンターズステークスに出走。鞍上は3戦ぶりにルメールが戻った。春秋スプリント制覇を狙うモズスーパーフレアをはじめ、ダノンスマッシュやダイアトニックといった実績馬が集まった中[27]、1番人気の支持を受けた。レースは道中の位置取りが後方になってしまうも、前半がハイペースになったことでモズスーパーフレアら先行馬が直線で失速。外から進出した本馬は強烈な末脚で各馬を抜き去り、内から進出したダノンスマッシュに2馬身差をつけゴール。前走安田記念に続くGI連勝、桜花賞と合わせてGI3勝目を飾った[28]。また、この勝利はディープインパクト産駒として初のスプリントGI制覇となり、鞍上のルメールはJRA重賞100勝を達成した[28]

続いて阪神競馬場で行われたマイルチャンピオンシップに出走した。直線で一瞬前が壁になりながらも、外に出してから一気の差し切り勝ち。これで前年のインディチャンプに続いて史上8頭目となる同一年の春秋マイルGI制覇、2013年のロードカナロア以来史上2頭目となるJRA短距離GI年間3勝を達成した。また、マイルチャンピオンシップにおける単勝1.0倍台は2005年のデュランダル以来15年ぶりであった[29]

競走成績[編集]

以下の内容はnetkeiba.comの情報[30]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上がり3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
備考
2018.06.03 東京 2歳新馬 芝1600m(良) 15 8 14 001.80(1人) 01着 R1:33.6(33.5) -0.3 0C.ルメール 54 (ダノンファンタジー) 458
0000.10.06 東京 サウジアラビアRC GIII 芝1600m(良) 8 4 4 001.30(1人) 01着 R1:34.0(34.0) -0.6 0C.ルメール 54 (ドゴール) 476
0000.12.16 阪神 朝日杯FS GI 芝1600m(良) 15 2 2 001.50(1人) 03着 R1:34.3(34.6) -0.4 0C.ルメール 54 アドマイヤマーズ 482
2019.04.07 阪神 桜花賞 GI 芝1600m(良) 18 4 8 003.40(2人) 01着 R1:32.7(33.3) -0.4 0C.ルメール 55 (シゲルピンクダイヤ) 476
0000.05.05 東京 NHKマイルC GI 芝1600m(良) 18 4 7 001.50(1人) 05着 R1:32.7(34.3) -0.3 0C.ルメール 55 アドマイヤマーズ 474 [注 4]
0000.12.21 阪神 阪神C GII 芝1400m(良) 18 3 5 002.10(1人) 01着 R1:19.4(33.5) -0.8 0C.ルメール 54 (フィアーノロマーノ) 474
2020.03.29 中京 高松宮記念 GI 芝1200m(重) 18 4 8 004.10(2人) 02着 R1:08.7(33.1) -0.0 0池添謙一 55 モズスーパーフレア 486 [注 5]
0000.06.07 東京 安田記念 GI 芝1600m(稍) 14 7 11 012.00(3人) 01着 R1:31.6(33.7) -0.4 0池添謙一 56 (アーモンドアイ) 492
0000.10.04 中山 スプリンターズS GI 芝1200m(良) 16 5 10 002.20(1人) 01着 R1:08.3(33.6) -0.3 0C.ルメール 55 (ダノンスマッシュ) 504
0000.11.22 阪神 マイルCS GI 芝1600m(良) 17 2 4 001.60(1人) 01着 R1:32.0(33.2) -0.1 0C.ルメール 55 (インディチャンプ) 502
  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す
  • 競走成績は2020年11月22日現在

血統表[編集]

外部リンク[編集]

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